忍者ブログ
it's my time to shine
| Admin | Res |
<< 03  2024/04  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    05 >>
[214]  [213]  [212]  [211]  [210]  [209]  [208]  [207]  [206]  [205
 
Barcelona, Spain:
Buenos Aires, Argentina:
        
   
[PR]
2024.04.26 (Fri)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

        
   
てぃだかんかんを見て読んだ
2010.05.07 (Fri)
GW中にママンが見たいと言うので、「てぃだかんかん」を見てきた。
ちなみに本も勧められたので読んでみた。
実は原作者でありサンゴの養殖を実践している金城さんは母親の教え子だったりする。
映画を観たあとに本を読んだのだけれども、少しだけmixiレビューで他の人の感想をちらりと読んでみたところ、「何でサンゴを養殖することが海を綺麗にすることに繋がるのか、わかりにくい」と書いてあったりした。

沖縄の人にとってサンゴを守る=環境保護という概念がほぼ当たり前のものとなっている。
開発で山を切り崩し、赤土が海へ流れてサンゴや魚たちが生きられなくなる、というのは小学生のときから繰り返し教えられているからだ。それが映画では見えにくいという意見が出てくるなんて、うちなんちゅは夢にも思わないかも知れない。
本ではその辺についてもうちょっと触れていたように思うけど、映像だともう少ししつこくやらないとわかりにくいということかな。確かに、サンゴが身近にない人にとって、「海の生き物が好きな主人公がどうしてサンゴだけに拘るのか?」ということが伝わらないと、非常に眠たい映画ではある。

これ今の基地問題にも重なるんだけど、概して「沖縄の声って届きにくい」。環境自体が独自なものである宿命だ。そもそも地理的にも遠いし。
わかりにくさゆえに何度も何度も細やかなアプローチが必要。であるならば映画制作者は原作に忠実になるよりもこの作品のキモである「サンゴの大切さ」をクワッ!!と押し出すべきだったのである。

そもそもサンゴに親しんでるうちなーんちゅや海人だって、金城さんの養殖話に最初は無理解一点張りだったのだ。サンゴの養殖は木を植えるのとはちょっとちがって、「何で?」がわかりにくいもの。その辺を理解してもらうことからはじめなければ、沖縄のガラパゴス化に拍車がかかるだけじゃないのかなーと。

というか、もうコレだから邦画は嫌やって感じの映画であった。
のだめをドラマ化したときにテレビ側が提示した「クラシックの解釈」を見せられたときくらいに憤慨した。

映画では普遍的なテーマを押し出していた。つまり、「夢を諦めるな」ということであって、何があっても諦めない過程をドラマチックに描く。だから詐欺にあって500万を返さなきゃいけない、というシーンでも実話ではツテを頼りまくって期日にちゃんと返済したのにもかかわらず、映画では間に合わなくて業者に頭を下げるというシーンに変えることで「夢を実現する辛さ」を押し出している。

というマスメディア的な切り取り方を非難するつもりではなかったんだけど、なんでここだけでこんなにタイピングが進んでいるのか、自分でも分かりませんw

まあともかくそれだと、この作品が「夢を諦めるなシリーズ」の1作になってしまうおそれがあって、肝心な「サンゴの養殖を理解して貰いたい」という訴えはおいてかれてしまう。次の「夢を諦めるなシリーズ」新作にとってかわられるだけである。自己啓発映画みたいな。ブームかっていう。

そしてよく邦画で思うんだけど、カットの切り替えとか些細な演出がどれも漫画っぽい。楽しければ良いじゃないかという意見を否定するわけではない。だってそれが楽しくないんだもん><

私は常々沖縄嫌いを叫んでるんですけど、なんか日本人嫌いなのかもしれないと思ってきた。。。同族嫌悪?それとも外国(アメリカを除く)崇拝のどちらか。

そんな私ですがサンゴの産卵の様子は感動。あれは実際に金城さん側が撮影したものだそうで。思いっきり卵であふれていくので「CG?」と疑いそうになったほど。いや疑ってしまいました、ごめんなさい。あんな風に綺麗に見えるなんてサンゴすげえな!と素直に思いました。ホラ沖縄嫌いだけど私、The Coralのファンだし(?)

著者の思惑というものは、今までしてきたことの辛さに同情してもらうことではなくて、サンゴが亡びたら海が綺麗じゃなくなるという関連性と、あとはこっそり(お金無いんです)ということだと思う。サンゴの必要性がうまく伝わることが出来なかったのならば、それは非常に残念なこと。それを盛り込みすぎるとつまらなくなると思ったのかなあ? 無駄に滑稽な場面を継ぎ足すほうが面白くない。面白いって笑えばいいってことではない。私は堅すぎるのかも知れないけど。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
Mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ表示(チェックを入れると管理人だけに表示できます)
無題
初コメです。
かなの言うこと、なんとなくわかる気がする。
沖縄の問題って、私たちが当然のように知っている背景が、本土の人にはなかったりするのかなって。
上手くは言えないけど、ズレがあるんじゃないかって思う。
れい 2010/05/11(Tue)23:16:44 編集
Re:無題
レナちゃん!ありがとーう!いつもお世話になります。
また遊びましょね!

沖縄は島国で遠いところにあるうえに、アメリカ様のおかげで文化が根本的にちがうから分かって貰おうと思っても難しいところはあるよね。
地理的に遠いと、どうしてもよその所っていう感覚も芽生えるだろうし。。。
そのズレをこちら側も理解しなきゃはじまらんよねー。外国語で訴えてるようなものだからなあ
【2010/05/12 22:29】
無題
今だ!!今がその時だ!!沖縄から日本からでて世界に飛びだとう!!!

こんな校歌作りたいね(笑)
どこでもいいから一度出てみるというのはどうかな?私も高校卒業直後、住んでる環境に嫌っけがさして、でも遠く行く金なしに、
台湾で一週間フラフラしたで。一人で。。
いい切り替えになったけど。
kenny 2010/05/17(Mon)11:54:07 編集
Re:無題
ケニー校長先生なっちゃえ。そして校歌をつくるんDA!
そういやひとりで台湾いってたね~!いつだっけ。もうだいぶ経つなあ
おいらも一人旅しようと思います。どこいこうかな。
そのまえにやっと車かったんですよ~wまずは徒歩族脱出というわけで、
ホントに亀の速度で前進でございます。。。がむばる。
【2010/05/17 22:51】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
最近のバルサさん     HOME     25men list
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
my pages
たんぶらー
not milky

ついったー

プロフィール
HN:
Kana
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/04/22
自己紹介:
南国でむくむく育った宮里藍似
お絵かきとスポーツ観戦が趣味です
どうにかこのふたつがくっついたことができやしないか模索中。
音楽もこっそり聴いてます
趣味の詳細はこちらをクリック
最新コメント
[05/17 kenny]
[05/11 れい]
[04/22 kenny]
[03/08 チヨ]
[03/03 あさむ。]
リンク
やきゅうお友達

恋のフィルダースチョイス
ロッコロッコこんにちは
愛があれば大丈夫!

おふ友

Hi Strangers!


[tennis]

デルポファンクラブ副会長、シトロさんのすてきなブログ
citron tennis

ココの住人になればATPがぜんぶ分かる!
Mens Tennis Forums

試合観なくてもココ読めばOKな英語ブログ
Forty Deuce
New Balls, Please




[football]

カタルーニャ2大スポーツ紙
Sport.es
El Mundo Deportivo

英語ブログでバルセロナ☆
Total Barca
FC Barcelona 2010

イラストでバルセロナ☆
GOLSUD.COM

Foot! WEB
気になるあそこの天気
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
バーコード

Powered by Ninja Blog    Photo by Rain drop    Template by TKTK-blog
Copyright (c)Painting Ball-Shapes All Rights Reserved.


忍者ブログ [PR]